2015/12/22 12:10
ローズマリー
(学名:Rosmarinus officinalis)
シソ科マンネンロウ属
地中海沿岸原産で、古代エジプトで既に利用されていました。
海沿いの荒野や砂漠に生えるため、ラテン語で「海のしずく」を意味するRosmarinusが名前の由来です。ただし英語で「マリアのバラ」とも読めるため、欧米では聖母マリアの象徴として崇められるようになりました。
常緑の低木で冬でも枯れないため、日本ではマンネンロウ(万年緑)と呼ばれ、幕末に生垣用として導入されました。
利用法としては、葉から抽出した精油がアロマテラピーで利用されるほか、キッチンハーブとしてラムやチキンの香草焼き等などにも使われます。
樟脳に似たスッキリした香りが特徴で、頭脳を活性化し、血行を良くして体内の老廃物を体外に流す働きが知られます。
また抗酸化作用が強く、アンチエイジジング効果も期待できます。
ご家庭で育てる場合は、日当たりと風通しの良い場所に苗を植え、梅雨前に枝葉の混んだ場所を剪定します。
砂漠に適応した立性・祖先型に近い半匍匐性・グラウンドカバーとして使われる匍匐性など多くの品種がありますが、初心者の方には梅雨時の多湿に強い半匍匐性のものをお勧めします。(マジョルカピンク、モーツァルトブルーなど)