2016/04/11 06:37

ワイルドストロベリー

(学名:Fragaria vesca)
バラ科オランダイチゴ属



・特徴
ヨーロッパ原産で、北米経由で北海道にも帰化しています。
和名は「エゾヘビイチゴ」です。
「四季成りイチゴ」として苗が売られていることもあります。
もともと欧米では縁起の良い植物として知られ、日本でも良縁を呼ぶとしてTVで話題になりました。

一般的なイチゴよりは実が小さく味も劣るものの、香りが良いためジャムなどに加工して使います。
ハーブとしては葉・茎を利用します。(一般のイチゴは、ハーブとしては使えません)
少しの酸味と草を思わせる素朴な味・香りがあり、飲みやすいです。
ワイルドストロベリーのお茶は、胃腸に穏やかに働き、下痢や食欲不振に良いとされています。
また、ミネラル・鉄分が豊富で、体内の余計な水分や老廃物を排出する働きもあります。
また、乾燥した葉は、古くは歯みがき粉としても利用されてきました。

栽培する場合、日当たりがよく、やや湿って涼しい場所を好みます。
寒さに大変強い反面、高温多湿は苦手なため、夏に木陰となる広葉樹の根元が最適です。
条件が合えば大変よく茂り、グランドカバーとしても優秀です。