2016/05/12 05:54
ジャーマンカモミール
(学名:Matricaria recutita)
キク科シカギク属
キク科の一年草で、北日本の海岸に自生する鹿菊(シカギク)の仲間です。
花にリンゴの蜜のような香りがあり、ハーブとして利用します。
カモミールの名も「背の低いリンゴ」を意味するギリシャ語「カマイメーロン」
から来ています。
原産地はロシアと推定されていますが、古代エジプトでは既に知られており、
クレオパトラもカモミールのハーブバスを愛用していたと言われています。
また、絵本「ピーターラビット」にも、食べ過ぎでお腹をこわしたピーターに、
お母さんがジャーマンカモミールのお茶を飲ませるシーンが出てきます。
腹痛や下痢を抑え、精神をリラックスさせ、消化を促進し、また風邪や
インフルエンザ、アレルギーの症状を緩和し、PMSなど女性特有の症状を
調整するなど多くの効果があるとされ、ハーブの代表格ともされます。
さらにハーブティーを入浴剤や化粧水、石鹸の材料等として外用で用いると、
消炎、鎮痛、保湿の効果が期待できます。
またジャーマンカモミールは、ミルクティーにするのもオススメです。
お休み前の一杯として、最適です。
ジャーマンカモミールを育てる場合、秋に種をまいて育てます。
日当たりがよく、やや湿った土壌を好みます。
4〜5月に花を付け、梅雨の頃には枯れてしまいますが、土さえ合えば、
こぼれ種でどんどん増えるようになります。