2016年8月のハーブご紹介 | 香草工房

2016/08/16 11:52

モナルダベルガモット

(学名:Monarda dydima

シソ科ヤグルマハッカ属




シソ科の多年草で、成長すると1.5mほどになります。
その花の姿から、和名ではタイマツバナ(松明花)と呼ばれます。
また、ミツバチが好むことから、ビーバームという別名もあります。

北アメリカ原産で、アメリカ先住民の間では古くから利用されてきました。
アールグレイに使われるイタリア特産の柑橘・ベルガモットに似た香りを持つため、スペイン人によって「ベルガモット」と名付けられました。
近縁種に、レモンの香りを持つ「レモンベルガモット」等が存在し、「モナルダ」はこの近縁種も含めた呼称にもなります。
なお「モナルダ」とは、このハーブを研究したスペインの植物学者・モナルデスにちなみます。
アメリカ独立戦争のとき、イギリスからの茶の輸入が止まったため、代用にモナルダが飲まれたという逸話もあります。

ハーブとしては、花・葉を利用します。
イライラを鎮める効能が強く、不安や抑うつ状態を緩和します。
緊張からくる身体の症状(頭痛・風邪など)にも有効とされます。
また、殺菌消毒の作用があり、ヘルペス・ニキビ・湿疹に飲用・外用両方で用いることができます。
ハーブティーを直接化粧水として利用するのは、脂性肌の方にオススメです。
(ただし多量の飲用は控えてください)

栽培する場合は、よく肥えて湿り気があり、かつ水はけの良い場所に植えます。
暑さ寒さには大変強いですが多湿に弱いため、特に梅雨時は風通しを良くするよう気をつけます。
秋か春に剪定をし、鉢植えの場合は毎年植え替えるようにします。
春の若葉はサラダに、秋の葉は香りが強いのでドライハーブに向きます。
冬には地上部は枯れますが、春になると新芽が出て殖え、毎年7〜8月に真っ赤な花を咲かせてくれます。